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  • 執筆者の写真Nagisa Kato

開催報告「神宮外苑と子どもたちの未来を考えるシンポジウム」|神宮外苑再開発

4/27 赤坂区民センターにて

「神宮外苑と子どもたちの未来を考えるシンポジウム」を開催いたしました。

現地参集またウェビナーにてご参加くださいました皆様

誠にありがとうございました。



明治神宮外苑の再開発はその規模の大きさに対して、誰もが参加できる説明会が開催されておらず、一方で日本中の多くの人々やあらゆる分野の専門家、日本弁護士連合会の停止要請、さらにユネスコの諮問機関であるイコモスからの国際的な緊急声明が出されるなど多くの人々の心配が寄せられています。


私たち近隣住民・子育て世帯もこの開発によって、子どもたちの生きる環境がどう変化していくのか気掛かりで一年前に、ランドスケープの専門家石川幹子先生、建築家の大橋智子先生をお呼びして勉強会を開催しました。


それから一年。

建築、スポーツ、環境、都市計画、制度などなどあらゆる分野のたくさんの勉強会に出席して学ばせていただきました。


多くの都民区民に情報が行き渡っておらず、何が正しいのかも分からない、

正直に言って賛成も反対もしにくいと言うのが多くの方の感覚ではないでしょうか。


ただ、一般的に言われているような、

「自分の土地の家を自分で建て替えるような話になぜ他人が口を出すのか」

というような趣旨の開発ではないことは、

この間にでてきたあらゆる事実から明白であり、

その行く末は、我々国民が見守り、また意見を組み込まれるべきであるものと実感しています。


そこで、この開発に寄せられるよくある質問20と題して、

私たち市民の目線から公平に真実だけを捉えてわかりやすく解説しよう

と考えたのが今回の趣旨でした。


問1はズバリ

神宮外苑再開発は⺠有地の再開発なの?

法律での定めと実際の所有区分、歴史的背景を用いて解説させていただきました。


ーー

事後アンケートでは


●何が事実なのか多くの人がよくわからないと思っている中で、すごくわかりやすく、事実だけをしっかり解説していて、素晴らしかったです。

皆さんが一生懸命、「住民説明会」の開催を求めて、制限付きながら開催されたことは、大きな一歩でした。賛成・反対の前に、まずは知ること。


●複雑な裏事情があることもきちんと分かりやすく、客観的に事実を教えてくださったこと。とても感謝しています。

こんな経緯や事情があること、普通に皆が知った方が良いことと思います。


●大変わかりにくい計画をよく理解されていて、理解を深めることができました。2023年7月の事業者説明会に出席しましたが、一方的な説明で何一つ参加者の質問に答えてくれるものではありませんでした。皆様の活動に感謝するとともに何かできることには参加したいと思います。


ーたくさんのご意見ご感想をありがとうございますー

後日整理して、アーカイブとともに配信したいと思います。



問19

今開発(伐採)は止まっているの?

現在、9月に出された東京都から事業者へ樹木の伐採本数を減らすなどの保全策を具体的に示すよう要請、現時点で未提出のため工事が止まっている状況です。


そして

問20

今私たちにできることは?

シンポジウムに参加してくださった皆様が、神宮外苑の再開発を、今生きる社会・日本の課題として自分ごととして感じてくださり、子どもたちの生きる未来に思いを馳せてくださること、

そして隣の方、大切な方と語り合っていただく

そんなきっかけになっていたらと有志一同心から願っています。


ご参加くださいました皆様、

心を寄せてくださいました皆様、

そして今も絶え間なく、研究を続けてくださってる学者・市民の皆様

心から感謝申し上げます。


明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会 一同



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