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  • 執筆者の写真Nagisa Kato

明治神宮外苑再開発にかかる説明会の開催方法に対する抗議文

更新日:2023年7月3日

 私たち明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会は、近隣で子育てする保護者世帯と近隣住民を中心とし、開発の進行の前に、説明会の開催と、住民・利用者・さまざまな分野の専門家と対話をしていただくことを求めて活動をしてきました。

決して反対ありきの活動ではなく、ひとえに、子どもたちにとって豊かな緑とスポーツ環境としての育ちの場がどう変わっていくのか知りたい、大規模な工事の進行で子どもたちの安全が守られるのかを心配する一心です。


 そして本日、悲願であった説明会についての正式な案内がなされましたが、その内容は、

まちづくりに対して、その歴史への畏敬の念や、現代を生きる人々の想いや希望、そして持続可能な未来への配慮が取り込まれた内容ではないことに落胆しています。


つきましては、説明会の開催方法について、多くの国民の願いを受け止め、再度深く検討の上ご提示されますよう厳に要望します。






令和5年6月30日

三井不動産株式会社 代表取締役 植田 俊様

宗教法人明治神宮 宮司 九条 道成様

独立行政法人日本スポーツ振興センター 理事長 芦立 訓様

伊藤忠商事株式会社 代表取締役 石井 敬太様


明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会

代表 加藤なぎさ


明治神宮外苑再開発にかかる説明会の開催方法に対する抗議文


 私たち明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会は、令和5年2月21日に、港区長ならびに教育長に向け、明治神宮外苑再開発にかかる、参加者を区切らないオープンな説明会の開催と、その場での住民や利用者、神宮外苑に想いを寄せる方との対話、並びに4列の銀杏並木の<名勝指定>を求めて陳情を行いました。


以降、永岡桂子文部科学大臣、スポーツ庁、独立法人日本スポーツ振興センター、東京都議会に向けて同様の要請を行ってまいりました。


その間、みなさまはホームページや新聞・交通広告などの一方的で、事実の誤認を誘う※偏った情報発信を続け、市民との対話を退け続けてこられています。そのような中でも、第二球場の外壁の取り壊しとそれにともなう、低木の伐採などの工事は止まることなく進行されています。そして本日6月30日、説明会の開催の案内がようやく公表されました。


 しかし、その内容は、わたしたちだけでなく多くの国民、利用者、専門家が求めた形とは大きく異なるものです。


1) 参加者の居住地や所属などを問わないオープンなものではなく、高さ(190m)の2倍の範囲内の居住者と就労者に限ること。それ以外は座席数をかぎった傍聴席での傍観に止められること。

2) 開発にかかるあらゆる分野の専門家の参加も妨げない、開けた対話の場であることについては、言及がなされていないこと。

3) まちづくりに対して子育て世帯や近隣住民、利用者の意見を取り込むことは、開発の進行ありきの植樹イベントなどにすり替えられていること。


以上3点より、私たち有志の会は、みなさまが提示される説明会の開催方法に対し、強い遺憾の念を表すると同時に、上記の点を改善いただきたく抗議いたします。


 明治神宮外苑は、明治天皇の遺徳を偲び、当時、一本一本に想いが込められた10万本の献木、11万人の勤労奉仕、700万人からの尊い献金により、日本初の都市公園として創建されました。その際、現在の主たる所有者でいらっしゃる明治神宮に譲渡される条件として、この土地が未来永劫に渡り<公衆の優遊>であり、誰もがいつでも体を伸び伸びと動かせる場所であり続けることを約束されています。


 また、秩父宮ラグビー場を主とした全体面積の約1/4にものぼる敷地は国有地です。この成り立ち、土地の性質からも、この場所の行く末や在り方には国民の意思や希望が盛り込まれるべきものではないでしょうか。


 みなさまにおかれましては、多くの国民の憂慮に真摯に向き合い、一方的な情報発信でその場凌ぎをすることなく、対話の場を設ける準備をいただくよう、地域で子育てをするものを代表して申し入れいたします。


※4列の銀杏並木については、日本イコモス専門委員会より現状の計画では保全されないと指摘されていること、みどりの面積については、比較元となる面積に、開発の影響を受ける絵画館前広場が含まれない計算であり、事業者の示す新しい緑の面積には、芝生や植栽、屋上緑化も含まれ、100年の巨木の緑の質と量とは対比ができないことなど。





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