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  • 執筆者の写真Nagisa Kato

イコモス本体(パリ)より神宮外苑再開発へのヘリテージアラート(遺産危機警告)が発出



ユネスコの諮問機関であるイコモス本体(パリ)より神宮外苑再開発へのヘリテージアラート(遺産危機警告)が発出されました。

事業者四社に加え、東京都に対して、江戸から現在を繋いだ、<世界の都市公園の歴史の中でも比類のない優れた文化遺産>の破壊として世界からの強い警告です。


有志の会からも、日本イコモス国内委員会からの要望を受け、提言書を提供させていただいておりました。(appendix8/49ページ) 証左資料は82Pにも及びます。

科学者としての使命をかけた長く険しい道のりを歩まれる姿を具に拝見し、心打たれ協力させていただきました。

各国委員のみなさまの東京、ひいては日本でここから続く開発、そして子どもたちへの未来に寄せていただいた心配に感謝申し上げます。

加えて、これまでこの世界遺産的文化価値をつないできてくださった明治神宮にも感謝を申し上げたいと思います。新たに奉賛会に入らせていただきましたし、これからも詣で支えたいと思います。 修復費用捻出には多くの方の知見を集めることに誠心誠意お手伝いしたいと思いますし、そう言った<では、どうして行こうか?>というお話の中で、子育て世帯や近隣住民の声を届けることを役目としてしっかりと果たしていきたいと思っています

正式な和訳が出ましたので差し替え ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ヘリテージ・アラート(Heritage Alert)神宮外苑地区再開発事業の撤回に向けた緊急要請 ――17世紀より創り出されてきた東京における「庭園都市パークシステム」のコアとなる 神宮外苑の保全と継承に向けて ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ICOMOSは日本国内委員会とともに、東京において17世紀より継承されてきた「庭園都市パークシステム」のコアである神宮外苑地区再開発事業を阻止し、2023年9月より開始される3000本以上の樹木の伐採・移植を阻止するため、ヘリテージ・アラートを発令する。

再開発により、都心の貴重なオアシスに超高層ビルが建設され、野球場、ラグビー場が解体、新設される。これに伴い、9月から開始される第一期工事だけでも、3000本の樹木が伐採・移植され、100年にわたり育まれてきた森は、完膚無きまでに、破壊される。

事業者は、三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興協会、伊藤忠商事であり、東京都は、市民や多くのステークホルダー不在のまま、多くの反対を押し切り、これを承認した。

都心の公園緑地は、人びとの憩いの場であり、生物多様性の宝庫である。気候変動による異常気象が顕在化する中でヒートアイランド現象を緩和し、首都直下型地震発生時には市民の命を守る避難場所となる。 なかでも神宮外苑は、市民の献金と労働奉仕により創り出された世界の公園史でも類例のない文化的資産である。 以上の理由から、世界の文化遺産を守り、継承する使命を担う国際機関であるイコモスは、ヘリテージ・アラートを発出する。

1.三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興協会、伊藤忠商事は、速やかに再開発事業の撤回を行い、国際的企業、宗教法人、公明正大なスポーツ推進者としての社会的責務を遂行すべきである。

2.東京都は、都市計画公園を削除し、超高層ビルを建設することにより、永久に市民が公園を使用する権利を剥奪したという重大事に鑑み、都市計画決定の見直しを行い、環境アセスメントの再審を行うべきである。

3.宗教法人明治神宮は、外苑が国民の献金と勤労奉仕により創り出され、「未来永劫、美しい公園として維持する」という約束のもと奉献されたことに鑑み、これを厳守し、再開発事業から、速やかに撤退すべきである。

4.港区、新宿区、渋谷区は、未来世代のために、神宮外苑の「名勝」指定に向けて協力をしてとりくむべきである。

5.神宮外苑は、17世紀より保全、創出されてきた「庭園都市パークシステム」の枢要部に位置する。国は、東京都のみの問題とすることなく、適切な施策の適用を、様々のステークホルダーとの協働のもと、推進すべきである。 ▼ヘリテージアラート報告書はこちらです。

https://www.icomos.org/images/DOCUMENTS/Secretariat/2023/Heritage_Alerts/Jingu_Gaien/HA_JinguGaien_BackGroundINformation_20230905_with13Appendixes_compressed.pdf

▼有志の会から提出した提言書はこちらです。




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