昨日の事業者説明会の開催概要発表を受け、有志の会として小池百合子都知事宛の要請文の申し入れを行いました。
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東京都議会議員連盟の皆様からも、アセスメントの再審、説明と対話を求めて要請が行われました。
都議連の皆様におかれましては、親身に都民の声を届けるお力添えをいただきまして心から感謝申し上げます。
東京都知事
小池 百合子殿
令和6年9月12日
明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会代表 加藤 なぎさ
神宮外苑地区再開発事業における<樹木の更なる保全等に関する説明会>についての要請
【要請の経緯】
私たち明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会は、地域の子育て世帯と近隣住民からなる有志団体で、神宮外苑地区再開発事業について、子どもたちの生きる未来に対して持続可能なまちづくりがなされていくか心配をしています。本事業の進行に際しては、国民の手によって作られた創建の経緯と、その後、明治神宮が土地と運営を譲り受けた当時の4つの約束、開発地に独立行政法人の土地を含むことを踏まえ、地域住民のみならず、国民全体の納得感を持って進められるべきであると考え、かねてより参加者の範囲を区切らない説明会の開催及び意見交換、並びに銀杏並木の名勝指定について、事業者、都知事、港区長、都議会、文部科学大臣、国連人権理事会に対して要請活動を行って参りました。
この度、昨年9月に東京都都市整備局長および環境局長名で、事業者に要請された、「神宮外苑地区のまちづくりにおける樹木の保全について」説明会が開催されることを受け、改めて下記の通り要請いたします。
【要請内容】
9月28日に予定される説明会は、昨年7月の距離を区切った招待制の開催方法より範囲が拡大されたものの、国内のみならず、パリに本部を置く国連諮問機関ICOMOSからのヘリテージアラートという世界的な警告も発せられるなど方々から心配が寄せられている中で、限定的な開催形式で説明責任が果たせるものではないと考えます。なお、開発地域がかかる渋谷区は今回の対象に含まれていません。
また、未来にわたっての地球環境への影響、子どもの育ち、景観、生態系、スポーツなどあらゆる分野の学術研究者や専門家からの多くの懸念の声が寄せられながらも、それに対する科学的根拠をもった回答がなされていないまま現在に至っております。
小池百合子都知事におかれましては、「事業者の皆さんには都民の皆さんの理解、共感が得られるように説明していただきたい」とのご発言の通り、少なくとも参加の範囲が東京都民以上に広がるよう、さらにはその方法はユニバーサルな視点で見直されるよう、事業者へご指導いただきたく要請申し上げます。
1: 何らの制限も設けず、広く誰もが参加できるよう、参加資格の地域的・人数的制限の撤回と会場の見直しをすること、またオンライン参加などの手法を追加するなども検討するよう要請致します。
2: インターネットによる先着の申し込みは、操作に不慣れな方にとって不利となるため、インターネットリテラシーや障がいのあるなしに関わらず申し込みやすい方法に配慮し、当日受付などの対応も検討するようご指導をお願い申し上げます。
3: 報道の制限については、国民の知る権利や表現の自由を妨げるものとなる可能性を厳正に判断いただき、改めるようご指導お願い申し上げます。
4: 専門家・学術研究者の参加を妨げず、参加者も含め双方向対話の場となるよう働きかけをお願い申し上げます。
以上
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