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  • 執筆者の写真Nagisa Kato

東京都議会への要請 事業者と日本イコモスの議論の場を!


来たる5月6日月曜日に開催される東京都議会環境・建設委員会 に先駆け、我々有志より各委員に向けて要請文を郵送しました。

「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」の環境影響評価書については、事前に日本イコモス国内委員会からの誤りや虚偽が指摘されたことに対し、事業者はこれを認めず、審議会も、誤りや虚偽は見受けられなかったと結論づけました。


 一般的な都民の感覚として、森林保全と都市計画の専門家である日本イコモス国内委員会の科学技術による綿密な調査・研究に基づいた指摘に対し、事業者の回答は学術的な裏付けも不十分であり、イコモスの指摘を覆す論理的なものでもありませんでした。

 この再開発計画が、環境を保全し得るのかを判断する重要な関所であったにもかかわらず、結論ありきの恣意的な決定となっていることに都民として疑念を抱かざるを得ません。


そこで東京都議会には、事業者と日本イコモス国内委員会両者を召喚し、議論をする場を作っていただきたく要請いたしました。

さらに、希望する者が誰でも参加できる、対話のできる開けた説明会の開催に向けてご指導いただきたく重ねて要望いたしました。



東京都議会

環境・建設委員会 委員各位

                

明治神宮外苑再開発に対する対話型説明会と

事業者と日本イコモス国内委員会の議論の場を求める要請文


令和5年5月29日

         明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会 代表 加藤なぎさ


【要請の趣旨】

 私たち明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会は、明治神宮外苑再開発について、事業計画の詳しい内容について、範囲を区切らない説明会及び意見交換会を開催することを事業者にご指導いただくこと、さらに東京都議会において、事業者と日本イコモス国内委員会が対等の立場で、科学的事実にもとづいて真摯な議論を行う場を設けていただきたく、要請いたします。


【要請の経緯】

明治神宮外苑の再開発については、近隣住民や利用者への十分な説明がなされないまま、2月17日に東京都により施行許可がなされました。そのため、我々近隣地域の小学校・幼稚園を中心とした保護者・住民有志は、港区長に対し、事業者へ、具体的な工事や作業を始める前に、説明会を開催し、地元と意見交換の場を設けるよう要請していただく旨の陳情書を871名分の署名とともに提出しております。

それらの住民の声を受け、港区・東京都からそれぞれ2度、説明会開催や情報発信について再考を求める要請が出されていますが、その後の事業者からの回答文には、港区や住民が求めている対話型の説明会については一切触れられていません。また、説明会を必要とする旨を示した文書の受領を固辞されている状況です。 私たちは、このまま住民の声が反映される機会がないままに、まちづくりが進行することに大きな不安と危機感を感じています。

加えて、5月18日に開催された東京都環境影響評価審議会で、「(仮称)神宮外苑地区市街地再開発事業」の環境影響評価書について、日本イコモス国内委員会からの誤りや虚偽の指摘に対し、事業者はこれを認めず、審議会も、誤りや虚偽は見受けられなかったと結論づけました。

一般的な都民の感覚として、森林保全と都市計画の専門家である日本イコモス国内委員会の科学技術による綿密な調査・研究に基づいた指摘に対し、事業者の回答は学術的な裏付けも不十分であり、イコモスの指摘を覆す論理的なものでもありませんでした。この再開発計画が、環境を保全し得るのかを判断する重要な関所であったにもかかわらず、結論ありきの恣意的な決定となっていることに都民として疑念を抱かざるを得ません。

事業者発信の開発の意義にある、<みどりの面積の増加>については、専門家の指摘によると、屋上緑化や芝生、プランターの植え込みまで含まれた数値であり、樹齢100年を誇り、二酸化炭素を交換する大木に代わるものではないと考えられます。

また、大規模な工事に伴う、工事車両の往来、粉塵、風害など子どもたちの安全で安心して過ごせる日常が守られない可能性があることを危惧しています。

計画内容にかかわらず、工事が始まれば、この一帯はフェンスで囲われ、子どもたちは13年間にわたり緑の環境と、自然に囲まれた生活を失います。

東京都議会におかれましては、居住区域を限定しない、対話型の説明会実施へのご指導と、都議会において、事業者と日本イコモス国内委員会に参考人として出席を求め、議論する場を設けていただくよう要請いたします。


環境・建設委員会の委員は以下の皆様です。(敬称略)

委員長 里吉 ゆみ(共)

副委員長 須山 たかし(立)

理事 柴崎 幹男(自)成清 梨沙子(都)小磯 善彦(公)

委員

曽根 はじめ(共)

漢人 あきこ(無(グ))

山田 ひろし(都)

原 純子(共)

渋谷 のぶゆき(自)

伊藤 こういち(公)

こいそ 明(自)

たきぐち 学(都)


東京都議会環境建設委員の皆さまには、区民の立場に寄り添い、

東京都のみならず国内外の多くの方にとってかけがえのない明治神宮外苑の土地が、未来永劫、国民のための憩いの地・スポーツを楽しめる場であり、子どもの育ちを支える温床であり続けますよう、この要請文を受け止めご高配いただきたく要望いたします。

そして、未来を見通す広く高い視野と愛をもって、公益のためにご判断いただけますよう切にお願い申し上げます。





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