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事業者からの抗議文に対する正式回答がありました。

執筆者の写真: Nagisa KatoNagisa Kato

更新日:2023年7月9日

昨日、6/30に私たち有志の会がJSCに対して送っていた

明治神宮外苑再開発の説明会に対する抗議文への事業者からの正式回答がありました。


私たちの訴えは以下3点について改善、または追加開催を検討いただくことでした。


  1. 参加者の居住地や所属などを問わないオープンなものではなく、建物の高さ190mの2倍の380m範囲内の居住者と就労者に限られること。

  2. 開発にかかるあらゆる分野の専門家の参加も妨げない、開けた対話の場であることについては、言及がなされていないこと。

  3. まちづくりに対して子育て世帯や近隣住民、利用者の意見を取り込むこと。

加えて、招待状の案内が始まった時点で、参加資格のある方も申し込みを躊躇うハードルの高さについて追加で問題提起をしていました。

  1. 対象範囲が狭すぎる。高さ(190m)の2倍380m圏内。対象人数1.3万人(事業者も含む。)一方反対署名は21万人。

  2. 申し込みのハードルが高い。google form使用でスマホかPCがないと難しい。 3:個人情報取りすぎ、第三者に渡されると記載、怖すぎる。

  3. 会場が遠い。現地からは電車を使ってしか行けないような場所になぜ。


事業者であるJSCが事業者間で検討したとする回答は以下です。




学校ごとに個別に対応いただくことについては、

追加開催が大規模な説明会が難しければ、小さい規模でも複数回対話のできる形で行う

要望を汲んでいただけたかと思います。


ただ、近隣学校に対して対応しただけでは、

この説明会が真に意味のあるものになっていないことの解決にはつながっていません。


私たちは賛成反対を表明せずただ説明会の開催と対話、まちづくりに市民の声を組み込むことを求めていますが、

反対意思を示された署名は21万筆にものぼると聞いています。


一方で事業者が説明対象とするのは380m圏内の1.3万人。

と言いながら会場の設定は400人規模×3回2000人程度しか見積もっていない。

参加の高いハードルに加え、そのうち何%が参加するのでしょうか?


住む場所、国内外問わず、真水の21万人が守りたいと思う場所です。

つまり、開発の根本として、

外苑の価値を見誤っているのだと思います。


この発想の時点で開発をお任せしていいと思えないところです。

しかしどんなに声を上げても開発は進行します。

それならせめて、市民の声や疑問に向き合い、

本当に必要な開発なら一度立ち戻り市民意見を組み込み案を練り直す。


大規模な説明会が難しければ、

どんなに小さい団体にも、呼ばれたら出向いて向き合い切る。

これくらいやってもまだ足りないほどの貴重な場所だと考えます。

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